まず、体力ありき。

コラム

 



外国人支援の広告をたまに見る。

 

「この女の子は働く時間によって学校に行く時間がありません、深刻な問題です」

「支援だけで、子どもたちの人生が変わる」

 

恵まれない地域の子供たちに勉強する機会と時間を与えようというもの。

 

たしかに、勉強をするだけで、見える世界や住む場所を変える事ができる。

 

勉強で得た能力で自分の生まれた地域にはない職業に就く事ができる。

 

言わば、人生を変える為の勉強だ。

 

ふと、自分を考えてみる。

 

果たして、私は人生を変える為の勉強をしてきたのだろうか?

 

どうだろう。

子供の頃はわからないが、

この歳になっての努力は

今現在、自分が得ている恩恵を損なわないようにする事が中心だ。

 

確かに、新しい事の勉強もするが、

それを行う体力やエネルギー、言わば元気がない。

アイディアが浮かんでも、それを執り行う気力がない。

そして、そんな事しなくても、そこそこ恵まれた生活ができている。

 

You Tubeなどで、本要約チャンネルやその他の教養チャンネルを見ている(聴いている)が、

 

果たして役に立つのであろうか?

いや、得た知識を役に立てようとしなければ、何も意味はないのだろう。

本を読めば人生が捗るなんていうが、あれは嘘である。

ただ、本を読まないことにより、人生が生きづらくなる事も事実であろうが、

 

身につけた本の知識の使用は、まず体力ありきである。

 

現状を変えない努力から

現状を打破する努力に路線変更する事

どちらが幸福か、どちらが正しいのかはわからないが

限りある若さを有効活用できてない機会損失を免れないのは間違いない。

 

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