三谷幸喜監督の映画「12人の優しい日本人」がすごく面白いんだけど、記憶との相違があったっていう話

 

『淑女は静かにしていたまえ!』というセリフがなかったっけ?

 

 

こんにちは、カワハギです。

 

『12人の優しい日本人』っていう映画を見ました。

見ました、というか久しぶりに見直した、と言った方が正しいですね。

 

三谷幸喜監督脚本の映画なんですが、これには元ネタがあって

 

『12人の怒れる男』という1957年のアメリカ映画なんですね。

これは、陪審員制度をテーマにした作品で、

一見、有罪に思われていた容疑者を、1人の陪審員の無罪主張から推理を膨らませていき、12人の陪審員が無罪判定に覆していく様が面白いワンフロアサスペンス映画です。

 

この『12人の優しい日本人』も

「もし、日本にも陪審員制度が導入されたら」という前提で書かれたもので、

様々な日本人の特徴をもった人たちが登場する舞台、映画です。

 

それで、昔見て面白かった記憶があったから久しぶりに見てみたんですね。

 

で、たしかに面白かったんですけど、ひとつ記憶違いなところがあって

 

陪審員の紳士然としたオジサン(たぶん、陪審員9号の村松克己)が

主婦(陪審員8号の山下容莉枝)に対して

「淑女は静かにしていたまえ!」と叱責するシーンがあったと思うんですよ。

 

私は、このシーンが印象的で、

こんなに紳士な見た目と立ち振舞なのに時代錯誤な価値観持ってんな!と強く感じた思い出があるのです。

それがどんなにジェントルに振る舞っていても一昔前の日本人男性の価値観も持っている、という特徴を表しているので、大変見事なシーンだったと思うんですが。

 

女性差別的表現だから削除されたんだろうなあ、という感じです。

でも、すべて私の記憶違いかも知れないんですねどね!

 

いやあ、面白いから見てください。

そして昔の豊川悦司がマネキンみたいでかっこいいのがツボです。笑

 


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